工芸

32年の金属精密製造

時計部品から全金属ペンへ。公差は計器に、流れは文書に任せています。このページは形容詞ではなく、できることの境界を示します。

製造能力

加工設備

596

台。前工程(数控設備とカム自動機)271台、後工程(北村、精雕、研磨、回転研磨)65台、測定・検査設備 260台件。

検査設備比率

43%

検査設備 260台件が全体の約43%。真円度測定器、輪郭測定器、3Dプロファイラ、インライン画像測定、硬度計、塩水噴霧・防水・疲労試験機、高倍率顕微鏡など。

寸法公差

±0.01 mm

時計部品の加工時代に確立した能力です。職人の勘ではなく、検査設備によって支えられています。

出荷時歩留まり

96.3%

三段階管理を経て出荷された完成品の割合です。

返品率

0.5%

10年保証期間中に、使用者起因以外で返品となる割合です。

保証

10 年

全13モデル対象。軸の変形、ペン先の破損、マグネットの失效、ねじの噛み違い、陽極酸化皮膜の異常をカバーします。

品質管理:三段階

01

生産前管理

  • 刀具管理:材料・設備・製品ごとに刀具使用基準文書を作成。
  • プログラム管理:設備ごとに加工プログラム基準文書を作成。
  • 工程設定:各製品の工程フロー基準文書(工程書と工序フロー)を作成。
  • 検査管理:各製品の検査基準文書を作成。

02

生産中管理

  • 72時間のS/L認証——S は技術認証(稼働開始後72時間の品質を保証)、L は生産認証(引継ぎ後72時間の品質を保証)。主に量産案件に適用。
  • 0〜3段管理:0=期待以上、1=完全に基準適合、2=ほぼ適合(軽微な傷あり)、3=不適合(隔離品)。重点は第2段に防火壁を張り、第3段への蔓延を防ぐことです。

03

生産後管理

  • 成熟した工程と工法は文書化し、統一性を担保します。個人の手に依存させません。
  • 品質文書はお客様の要求変更に合わせて速やかに改訂し、教育も浸透させます。

歩みの記録

  1. 1951年以降

    時計部品の加工

    製造の起点は時計のリューズ・プシュ・コネクターといった小型部品。公差は0.01mm単位で、目視ではなく計測器で検証します。この経緯が現在の公差感覚を形づくりました。

  2. 1994年以降

    金属精密製造

    数控旋削・フライス・研磨・表面処理を行う工場。596台の加工・検査体制は、この32年の間に積み上げられました。

  3. 2023年以降

    自社ブランド BTST

    それまでは日本のおよび国際的な文具ブランド向けにOEM/ODM。2023年から自社ブランドで直接販売し、形状・構造・配色を自社で設計しています。